NIKKI

くるり『NIKKI』をヘビーローテ中。いいですね。噛めば噛むほど味がでるような。ちょっとはっぴいえんど的なものを彷彿とするのは私だけでしょうか。
実は私はくるりがルーツ(の一つ)としているようなブリティッシュロック系(? こういう言い方していいのかすら分からない)の音楽は、詳しくもなく特に好みではなかったりするところもあるんですが、なぜかくるりには反応してしまう。何故だろう。
そのひとつには「ほぼ同世代」ということがあるのかもしれない(私の方が少し下だけど)。20代の人たちで、一作ごとに「こういう風に来たか」「次はどう来るか」と考えさせられるのは大きく刺激になっている。
だいたい同世代の人が何やってるかなんて、ものぐさな私には実はあまりよくわからないところもあったりするのだが、音楽の世界は割とそういう世代の人たちがシーンを作っちゃってたりするから「ああ、同じ年頃の人たちはこういうものを作っているのか」と知ることができる。まあ、恥ずかしながら私は「人物密着ドキュメンタリー」系のテレビ番組(「情熱大陸」とか?)が大好きなので、それと同じような見方をしてしまっているのかもしれないが。
今回のアルバムは、好きなものに真正面から取り組むという、骨太だけど肩の力が抜けたような姿勢が出ていてよかった。ちなみにアルバム製作中の日記は以下をたどればすぐ読めます。
http://www.jvcmusic.co.jp/quruli/nikki/main.html
しかし、何故くるりの詩として聞くと、「ありがとう僕も愛してる」とか、「今日もごめんね」という言葉が輝いて聞こえるんだろう。不思議だけど、それが歌の力なのだろうか。