笑顔の行方

シベリア少女鉄道笑顔の行方」@新宿サザンシアター。わたしはほとんど演劇は観に行かないけど、どんなもんかを観に。
シベリア少女鉄道 http://www.siberia.jp/
今日が初日。雰囲気は、記憶喪失+刑事もの+サイコもの+ゲーム、という感じで説明できるだろうか?
全体の感想としては、下北沢とかの小劇場でならもっと受けたかもしれないなあ、と思わされることが多かった。台詞が聞こえなかったり、映像と役者の動きが合ってなかったりした部分がしばしばあり、サザンシアターくらいの大きさだと、後ろの方に座っていたわたしとかまでは届いていなかった。
あと心理描写をエヴァンゲリオン風にするのは、もういい加減どうにかならないのだろうか。ジャンルに限らず(アニメでもドラマでも)、どんなものでも心理を表白するときに影絵に白抜き文字で昔のつらかった感じのことを語る、という手法を使うのは「工夫がない」と思われても仕方ない気がする。もしこれが記号的な引用ネタなら、それに徹底すればもっと笑えたのかもしれないが、イマイチ中途半端。物語パターンも、ベタな組み合わせで色々やってみたかったのかもしれないんだけど、その割にはどれも甘い感じで、あまりひっかかるものが感じられなかった。
と、辛口で言ってみましたが、初日なので後日もっとよくなるのかもしれませんな。でもスト2ネタはやっぱりもっとうまくやらないと、結局展開がわからない感じになるんじゃないだろうか? 台詞聞き取れなかったよ…。