ちまたの話

正直この一週間というもの家から本当に一歩も出てなかったので、久しぶりに外を歩くと急にまた鼻が…花粉症ですね。しばらくおさまってたのになあ、やはり今年は花粉量がひどいのか。しかしこれを「季節もの」的な視点で取り扱ってるニュースよ、どうなんだそれは。これは明らかに公害だと思うぞ。イタイイタイ病とか水俣とかと同列に扱っていいのかはわかりませんが、根が戦後の林業政策を支えていた思想にあるという点では同根なのでは。それでスギの遺伝子いじって解決しよう、って、結局発想はその貧困なレベルから抜けないんかい。

あとついでに言えばホリエモンVSフジサンケイグループがどうとかの報道はそれ自体としては別にかまわないんだけど、特に興味ない。っていうか例えばNHKなんて調子に乗って人ごとのように連日報道しているけど、買収されえないと思ってそんな余裕かましてるんなら自分の組織の自浄努力についての報道をちゃんと流せよ。自分のところの組織にあった問題を忘れさせようとしてるとしか思えない。それとホリエモンに革命者だのそうでないただの野心家だのといったイメージをかぶせるのはどうでもいいけど、彼自身はグローバリゼーションのイデオロギー(?)に関して単に愚直に従っているに過ぎなく思われ、いわば彼内自意識では「世界史的使命」を果たしていると思っているかもしれねーとは推測するけど、しかしそんなことは市場原理主義の徹底にすぎないではないか。別に肩入れするほどのことは何もやってない。従来の日本型企業経営の弱点というか欠点というかをうまく晒しはしたけど。報道では企業買収のプロットがどうとか株取引のやりとりがスリリングだとか言ってるけど、ちょっとでも経済の仕組みについて考えたことがある人なら、発想の次元では別に驚くほどのことはやっていないと思う。しかしフジもフジで公共の電波がどうとかぬかしているけどどう考えても企業間のM&Aの問題であって公共性の問題ではないし、日枝会長は「大衆」がどうこう言ってたけどそんな概念が現在機能してないことも明白だ。いずれにしてもどちらも人のことなんてどうでもいいと思っている感じがしてしまいゴシップほどの興味も持てず、なんだかなーと思いながらテレビを見ていた一週間でしたよ。ま、社会史的には後年何か言われるんでしょうけどね。

うーん久しぶりに長文書いてるんで自分の文章かなり雑というか今日は攻撃的だなと思いましたが、ぼちぼちまた様子見つつ書いていこうかなと。