購入（『パピエ・マシン 上』、『ヴァレリー・セレクション 上』）

どちらも待望の邦訳＋文庫化。

パピエ・マシン 上 (ちくま学芸文庫)

以下目次。

マシンと「サンパピエ」

　　〈物質と記憶〉
来るべき書物
タイプライターのリボン　有限責任会社２
　最後の言葉の前の言葉――告白のアーカイブ
　「リボン」と名付けられた出来事――力と無力
　「唯一の確実な記念物について」。あるいは物質のない物質性について

　　〈パピエ・ジャーナル〉
ワードプロセッサー
紙かそれともわたしか。ご存じのように……（貧者の贅沢についての新しい考察）

「有限責任会社２」のド・マン論読みたい。

ヴァレリー・セレクション (上) (平凡社ライブラリー (528))

目次。

ヴァレリーを読むよろこび――訳者まえがき
建築家に関する逆説
方法的制覇
ブレアルの『意味論』について
精神の危機
マラルメ『骰子一擲』
ラ・フォンテーヌの『アドニス』について
ポーの『ユリイカ』について
最後のマラルメ訪問
一詩人の手帖
言わないでおいたこと

戦前の小林秀雄なんかの世代はめちゃくちゃヴァレリー読んで影響あったのに、今ヴァレリーって全然読まれなくなってると思うんですけど何故でしょうかね？　テスト氏的思考実験がありえないから？　それとも読まれてない気がしたのはわたしの妄想？　ともあれヴァレリー本最近けっこう出ててマンセー。

未完のヴァレリー―草稿と解説

↑これは買ってないんだけど。お金ありませんよ……。
あーあと関係ないですがみなさんインフルエンザに気をつけましょう。わたしの周囲でバタバタ倒れてます。ちなみに東京西部の在住者が特に多い様子。