Stokkeのバランスチェアー

バランスチェアー

昨日は読書会を二つこなす。
その会の後の飲み屋への道で、話し相手の人が、スウェーデンの家具メーカー「Stokke」の椅子、「バランスチェアー」を購入したと言っていた。以前話したときに「腰痛がひどくて」と言っていたので、話を聞いていた僕ともう一人で「それは椅子のせいだ!」と決めつけ、いい椅子がデスクワーク(的な作業)にとっていかに重要かを散々述べたことがあったのだけれど、そのためについに椅子購入を決意したらしい。自分の話が人に購買に走らせてしまったとはねぇ…。
でもまあ、人体にとって椅子・靴・フトン(ベッド)という三つは、重力の力が身体に直接加わる部分に接するものなので、ケチらずにいいものにした方がよいと思う。別に高くなくてもいいけど、自分の体に合うものでないとすぐ体に影響が出る。
しかし、このStokkeというメーカーのバランスチェアーは面白いコンセプトを持っているようで、

私たちの身体は、何時間も朝から晩まで座りつづけるようにはできていません。むしろ、石器時代の狩猟や遊牧の活動的な生活に合わせて、動いているのが自然なように作られているのです。
現代社会の筋肉と骨の障害の大半は、長時間座りつづけたことが原因です。お行儀よく、じっと座る――これほど身体に悪い座り方はありません。

として、座っている姿勢は一定の姿勢に留まっている状態なのではなく、常に動いている、ということを前提にした椅子づくりをしているらしい。
http://www.scandex.co.jp/stokke/
「座る」というとつい静的な姿勢と考えてしまうけれど、「動きと変化」から「座る」という姿勢をとらえているのは面白い。椅子づくりにも色々な考え方があるものですなぁ。こういう発想の転換の仕方からは学べるものがある。
Stokke本社 http://www.stokke.com/