コメディアンと諷刺

さっきBS1で、イタリアでは政治諷刺を専門にする番組が長続きしているというニュースをやっていた。ベルルスコーニ政権のメディア支配に対して批判的でブラックなコメディをやっているので、政治家からの圧力も(名指しで)かかっているらしいのだが、「政治に盲従するのではなく、批判が必要だ」ということで、その番組を支持する視聴者もけっこういるとのこと。
コメディアンは昔から権力者たちを茶化すことで、民衆が権力者に持っているイメージを破砕してしまう力を持っていたと思うのだが、現在の日本にはそういうのってないんだろうか? まあ、もしあったとしてもマスメディアには流れないんだろうが…(それが問題)。
それにしても小泉とか武部のルックスや発言なんてむちゃくちゃ茶化しがいがあると思うし、イメージを重要視している今の政治状況には、そういう諷刺精神こそが必要とされていると思うのだけど。今こそ、政治が格好の「お笑い」の対象になる時なのではないだろうか?